舌癖について

 

こんにちは名古屋ウィズ歯科・矯正歯科 宗宮です。

 

本日は舌癖についてお話しさせていただきます。

 

「舌癖(ぜつへき)」という言葉、聞いたことありますか?

 

【舌癖】とは 舌を歯に常に押しつけているような癖のことです。

 

本来は、舌は上の歯の付け根辺りにある「スポット」と呼ばれる丸いふくらみを触った状態で全体が上顎にくっついていることが正常です。

 

また、正常な状態では舌は歯に触っていません。

 

 

舌癖がある方は、飲み込むたびに舌で歯を押していることになるので、

その結果、歯と歯の隙間が開いたり、上下の歯の噛み合わせが悪くなりやすいです。

 

また、発音も悪くなることがあり、サ行・タ行・ラ行などが舌足らずな発音になることもあります。

 

このように、舌癖があると歯並びや発音に大きな影響を及ぼしてしまいます。

舌の先端は常にスポットにつけておくように意識しましょう!

 

 

 

~舌癖になる原因~

●指しゃぶり

幼児期より指しゃぶりを長く続けると上下の前歯の間に大きな隙間が開く、開咬という状態になってしまいます。

 

※5歳を過ぎた頑固な指しゃぶりは注意が必要です。

 

また、たとえ指しゃぶりをしなくなっても、既に出来てしまった隙間が気になり、

そこへ舌を突っ込んでしまうため、それが癖になってしまうことがあります。

 

●乳歯の早期喪失

乳歯から永久歯への歯の生えかわりの際に、乳歯が抜けて歯がない状態になるとどうしても、舌を歯の隙間に押しつける癖が出てしまいがちです。

 

乳歯が早く抜けてしまい永久歯がなかなか生えてこなかった場合、歯がない状態が長く続いてしまうと、その癖が長く続いてしまうので、永久歯が生えてきても舌癖が残りがちです。

 

●口呼吸

鼻炎等で鼻の通りが悪いと口呼吸になりがちですが、口呼吸になると舌が下に下がり

歯に接触しがちになります。

 

●舌小帯の異常

舌小帯が張っている場合です。

舌小帯は裏側のヒダ状のスジのことをいいますが、これが張っていると、

舌の動きを阻害してしまいます。

舌を上に上げづらくなるため、舌は通常よりも下に下がってしまいます。

 

 

 

☆改善方法☆

①MFT(口腔筋機能療法)

 MFT(口腔筋機能療法)とは、正しい舌の動きや正しいお口周りの筋肉の動きを覚えていって習慣化し、正しく機能させる訓練のことです。

 

矯正装置をつけなくとも筋機能療法のみで悪い歯並び(不正咬合)がある程度

改善することもありますし、矯正治療を成功させるために筋機能療法の併用が必要な場合も多いです。

 

リラックスした情報では、舌は上顎のスポットについていて、

口唇は閉じているのが理想的です。

その状態を維持し、正しい嚥下(飲み込む動作)、発音を出来るようにするのが

この訓練の目標です。

 

 

舌癖で噛み合わせや歯並びが悪くなってしまった場合、

矯正治療で歯並びや噛み合わせを治療することが出来ます!

 

ぜひ一度、無料の矯正カウンセリングへお越しください♪

一覧に戻る

歯科タウン