知覚過敏について

こんにちは名古屋ウィズ歯科・矯正歯科 宗宮です。

 

 

本日は知覚過敏についてお話します♪

 

 

 

冷たい物や、ミカンなどの酸味の強いものを食べるとしみる、

また、歯ブラシの毛が触れると痛むなどの経験はありませんか?

 

 

もしかすると「知覚過敏」かもしれません。

 

 

知覚過敏とは歯肉が下がる、歯のエナメル質が摩耗するなど、

一般的なトラブルが原因として徐々に悪化してしまいます。

 

 

 

知覚過敏は20歳を超えた多くの人が罹患しています。

 

 

 

知覚過敏は、歯の内側にある「象牙質」が露出することで発生してしまいます。

 

 

~象牙質とは~

象牙質は歯のエナメル質の内側にある組織です。

 

象牙質には小さな穴が開いており、数千本の象牙細管と呼ばれる細い管が歯の中に向かって伸びいてその中は液体で満たされています。

この象牙細管から伝達された刺激がタンパク質である細管内組織液を動かすことで歯の神経を刺激して刺すような不快感、瞬間的な知覚過敏特有の鋭い痛みを引き起こすと考えられています。

 

 

 

知覚過敏の原因には

1:エナメル質の摩耗

2:歯肉の退縮 が主にあります。

 

 

1:エナメル質の摩耗

 エナメル質は歯の外側、表面を覆う硬い組織で体の中で1番硬い組織ですが、時間の経過とともに摩耗することで内側の象牙質が露出してしまうことがあり、これが知覚過敏の原因と考えられます。

 

摩耗の原因には、過度な歯磨き、噛み合わせにより過度な負担がかかる歯ぎしり、

食べ物や飲み物に含まれる歯磨き粉を使用してゴシゴシ強く磨いてしまうことでも摩耗が生じます。

 

 

2:歯肉の退縮

歯肉退縮の原因には歯周病や過度な歯磨き、咬合性外傷(1本の歯に噛み合わせの過度な力がかかることにより起こる損傷)や加齢などがあります。

 

過度な歯磨きにはゴシゴシ強くするだけではなく、自身に合っていない大きい歯間ブラシの使用や、フロスを無理やり通してしまうのも歯肉が下がる原因になってしまいます。

 

 

知覚過敏の症状は軽度であれば、一時的なこともあります。

 

体調やストレス、神経の働きによりしみたり、しみなかったり痛みに波がある事もあります。

 

体調のすぐれない時やストレスが溜まっている時、睡眠不足が続いているときは

食いしばりや歯ぎしりの症状が過度にかかりやすくなります。

 

一時的ではなく、症状が良くならない場合は神経の過敏症状を抑える成分(乳酸アルミニウム・硝酸カリウム)の入った歯磨き粉を使用したり、露出した象牙質の表面を保護する治療を行います。

 

 

象牙質は先ほど説明したように象牙質にはたくさんの小さな穴があいているので、その穴を封鎖し、神経に伝わる感覚を途切れさせることで、知覚過敏の症状を抑えることが出来ます。

 

同じ目的で、再石灰化を助けるフッ素などが含まれた歯磨き粉を使用する方法もあり、

しばらく続けて使用することで症状が改善していくと言われています。

 

また、象牙質表面をプラスチックのような薄い膜で覆って保護する治療や、歯がすり減っている部分に詰め物をするという治療やマウスピースによって噛み合わせによる負担を軽減する治療もあります。

 

 

知覚過敏の症状や原因については患者様それぞれ異なりますので

症状がある方はお気軽にご相談ください♪

一覧に戻る

歯科タウン