親知らずどうするべき?
こんにちは。名古屋ウィズ歯科・矯正歯科です。
本日は親知らずについてお話させていただきます。
まず親知らずの由来ですが昔の日本人の平均寿命に関係があるようです。
昔は平均寿命が50歳程度でした。
親知らずが生えてくる頃には親が亡くなっている事が多く親が知ることなく生える歯であった事が由来となったようです。
親知らず抜くべきなの?
一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
抜くべき判断は生え方になります。
抜かなくてよい生え方
・まっすぐきれいに萌出する。
→上下親知らずがきれいに萌出する場合特に抜く必要はないでしょう。
抜くべき生え方
・手前の歯にぶつかって水平に萌出する
・歯茎に半埋伏している
→汚れがついても奥なので歯ブラシが上手く届かず虫歯や歯肉炎になってしまします。
・90度真横に萌出する
・歯茎に埋伏している
親知らずは奥歯のさらに奥の位置に生えるので磨きにくいです。
それが斜めに生えることによってさらに磨きにくくなります。
親知らずの前に生えている第二大臼歯との隣接面は磨きにくく、その位置に虫歯ができやすくなります。第二大臼歯も虫歯に感染してしまうことがあるので、親知らずに痛みを感じた場合はすぐに診てもらうようにしましょう。
智歯周囲炎(ちししゅういえん)
歯磨きがしにくくなることで生じる炎症です。
歯が痛むというよりも顎全体が痛むという特徴があります。
智歯周囲炎は親知らずの周辺の歯茎に細菌が繁殖して起こる炎症です。
歯性感染症
虫歯や歯周病、智歯周囲炎などの炎症が周囲の組織にまで侵入することで引き起こされる疾患です。
歯性感染症には以下のようなものがあります。
顎骨骨膜炎
虫歯菌などが顎の骨に感染することで起こる感染症です。
顎を中心に顔全体が腫れ鼓動に合わせてずきずきと痛む特徴があります。
化膿性リンパ節炎
虫歯菌などがリンパに感染することでリンパ節が腫れる感染症です。
高熱が出ることもあります。
感染症になると抗生物質を使用し炎症を抑えることになります。
特に重症化している場合、点滴などを用いることもあります。
それらの治療法で炎症が治まりますが姑息的療法でしかありません。
親知らずをそのまましておけば再び炎症が起こるのですぐに抜歯をするなどの治療を受けることをお勧めします。
当院親知らずの治療も行っております。
気になることございましたらご気軽にご来院くださいませ。