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セラミック矯正の治療方法の特徴は?期間や費用についても解説

セラミック矯正の治療方法の特徴は?期間や費用についても解説

セラミック矯正は、硬く、摩耗しにくいといった特性のあるセラミック製のカバーを歯に被せ、見た目を損ねずに歯並びを整える治療法です。

この記事では、セラミック矯正の治療方法の特徴や治療期間、費用について詳しく解説します。「手術は健康不安があってできない」「矯正は継続的に病院に通えないから難しい」などといった理由でセラミック矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

セラミック矯正とは?

セラミック矯正とは?

セラミック矯正とは、歯の表面をセラミックで覆い、歯並びを整える治療法です。ワイヤーやマウスピースを用いた従来の矯正治療とは異なり、歯を削ってセラミックの被せ物を装着させることで、短期間で美しい歯並びを手に入れられます。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

  セラミック矯正 ワイヤー矯正 マウスピース矯正
治療方法 削った歯にセラミックの被せ物を被せる 歯にブラケットを接着し、ワイヤーの力で歯を動かす 透明なマウスピースを装着し歯を移動させる
治療期間 約1~2ヶ月 表側:約2年
裏側:約3年
約1~2年
通院頻度 平均10回以下 約月1回程度 4~6週間に1回程度
費用 約60~120万円
※前歯6本
表側:約60~100万円
裏側:約80~150万円
約80~150万円
痛み 少ない 痛みを感じやすい 少ない
メリット ・治療期間が短い
・見た目が自然
・幅広い症例に対応
・表側は治療期間が短い場合もある
・見た目が目立たない
・取り外しできる
デメリット ・健康な歯を削る
・根本的な歯並びの改善は難しい
表側:ブラケットが目立ち見た目が気になる
裏側:歯磨きが難しい
・複雑な歯並びには対応できない
・自己管理が重要

参考:治療の一般的な期間と費用|公益社団法人日本矯正歯科学会

セラミック矯正のメリット

セラミック矯正のメリット

セラミック矯正には多くのメリットがあります。ここからは、セラミック矯正のメリットを紹介します。

治療期間が短い

ワイヤーやマウスピースを使った矯正は、歯を少しずつ動かして歯並びを整えていくため、年単位を要します。しかし、セラミック矯正は歯を削ってセラミックの被せ物を装着するため、治療期間が大幅に短縮できます。

短期間で歯並びを改善したい方や、忙しくて長期間の治療が難しい方に向いている矯正方法です。

見た目が自然で美しい

セラミックは、天然の歯の色や質感に近い素材です。そのため、セラミックの被せ物を装着しても、人工感を感じさせず自然な見た目に仕上がります。

見た目が自然で美しく見えるセラミックは、笑顔を浮かべるのに抵抗がなくなり、自信がつくようになります。

痛みや違和感が少ない

セラミック矯正は、歯を削る際に麻酔を使用するため、痛みを感じることはありません。また、金属製の矯正装置のように、口内を傷つけたり、発音がしづらくなったりするといった不快感も少ないのが特徴です。

治療中のストレスが少なく、快適に治療を進められます。

歯の着色や変色が起こりにくい

セラミックは、コーヒー・紅茶・赤ワイン・お茶などの飲み物やカレーのような色素が強い食べ物を食べても色素がつきにくく、変色しにくいという特性を持っています。そのため、白い歯を長い期間保てます。

ただし、白い歯を長期間保つためには、歯磨きはもちろん、定期的なメンテナンスは欠かせません。

金属アレルギーのリスクが少ない

セラミック矯正で使用するクラウンには金属が用いられています。金属アレルギーの方は、金属を使用しないセラミック治療がおすすめです。

金属を使用しないセラミック矯正は、素材がセラミック100%の「オールセラミック」、ジルコニアという鉱物を使用する「ジルコニアセラミック」があります。

通常金属を使用するワイヤー矯正も、セラミックやプラスチック製のワイヤーで矯正する方法もあるため、金属アレルギーの方は必ず歯科医師に相談するようにしてください。

セラミック矯正のデメリット

セラミック矯正のデメリット

メリットがあれば必ずデメリットも存在します。ここからは、セラミック矯正のデメリットについて解説します。

健康な歯を削る必要がある

セラミックの被せ物を装着するため、歯の表面を削る必要があります。1度削った歯は元の状態には戻りません。健康な歯を削りたくない、残しておきたい方は、セラミック矯正以外の矯正方法を検討してみてください。

治療内容によっては、抜歯したり歯の神経を抜いたりする場合もあります。神経を抜いた歯は、欠けやすい・折れやすいというリスクがあり、歯の寿命が短くなるので注意が必要です。

歯並びの根本的な改善は難しい

セラミック矯正は、歯の表面に被せ物を装着して歯並びを改善するため、歯の根元の位置や顎の骨格的な問題までは改善できません。歯並びの根本的な原因が解決できず、再発のリスクがゼロではないというのも知っておきたいポイントです。

印象を手軽に良くしたい方にはセラミック矯正が向いていますが、歯並びやかみ合わせを根本から改善したい方は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正が向いています。

また、歯並びが複雑な方は、セラミック矯正よりもワイヤー矯正や外科手術が適している場合もあります。

虫歯や歯周病になりやすい

歯に被せ物をするセラミック矯正は、歯とセラミックの間にすき間や段差ができやすく、汚れが溜まってしまいがちです。汚れが溜まると、歯垢や歯石がつきやすく、虫歯や歯周病の原因となります。

セラミック矯正を行った後は、歯磨きやフロスなどの日常的なケアや歯医者での定期的なクリーニングを行うようにしてください。

作り直しは初回と同じ費用が必要

セラミックの被せ物は、約10~20年程度持つといわれています。セラミックの寿命は、日々のケアやメンテナンスで大きく変わります。セラミックは残念ながら一生持つものではなく、欠けたり割れたりする可能性もゼロではありません。

セラミックが欠ける・割れるというトラブルのほか、根元の歯のトラブルで被せ物を作り直すケースも考えられます。セラミックを交換するときは、初回とほぼ同額の費用が必要です。日ごろからしっかりとしたケアやメンテナンスを行っていても、約10~20年ごとに被せ物を交換するとなると、経済的というのは難しいのが現実です。

セラミック矯正の費用

セラミック矯正の費用

セラミック矯正の費用は、どの部位を行うかによって変わります。費用相場は以下の表のとおりです。

部分矯正 30~70万円
前歯6本 60~120万円
1本あたり 10~20万円

1本だけ歯並びを治したい、という方向けに1本あたりでの費用プランを打ち出しているクリニックもあります。

セラミック矯正は審美目的の矯正方法のため、保険適用外となり全額自己負担です。セラミック矯正の費用は、使用するセラミックの種類・治療する歯の数・歯科医院によって大きく異なります。

奥歯より前歯のほうが被せ物を形成するのが難しいため、その分費用も高くなる傾向があります。

セラミック矯正の期間

セラミック矯正の期間

セラミック矯正の期間は、治療する歯の本数や歯の状態によって異なりますが1~2ヶ月です。治療期間は1~2ヶ月であるものの、被せ物を作成する期間や仮歯を装着する期間もあるため注意が必要です。

セラミック矯正の治療期間 1~2ヶ月間
被せ物を作成する期間 1~2週間
仮歯を装着する期間 1週間

すべての期間を考慮すると、セラミック矯正にはおよそ3ヶ月の期間が必要です。ただし、虫歯や歯周病の治療を行う場合はさらに時間を要します。

セラミック矯正の治療の流れ

セラミック矯正の治療の流れ

セラミック矯正は、

  • 初診・カウンセリング
  • 歯の型取りと仮歯の作成
  • 仮歯を装着
  • セラミックの装着

という流れで進みます。

まずは初診やカウンセリングです。初診では、現在の歯並び・かみ合わせ・歯の状態をチェックします。カウンセリングでは、過去の治療歴・現在の悩み・希望する歯の形を歯科医師に伝えます。歯や歯ぐきの状態を目視・触診で確認。合わせて、レントゲン撮影を行い、歯ぐきの下の状態もチェックします。

歯科医師からセラミック矯正が適しているか、治療のメリット・デメリット・期間・費用・治療結果の予想などについての説明を受けます。治療前の状態を記録するため、口腔内の写真撮影も行う場合があります。

セラミック矯正を受ける場合、歯の形を採ってセラミックの被せ物の設計を行います。型取り後、仮歯を装着して治療後のイメージを確認。イメージの確認と同時に、仮歯で生活し違和感や問題がないかも合わせて確認します。

仮歯の装着に問題なければ、セラミックの被せ物の制作がスタート。完成したセラミックを歯に装着し、かみ合わせや見た目の最終調整を行い、治療は完了です。治療完了後も、定期的な歯科検診に行くのを忘れないようにしてください。

セラミック矯正に関するよくある質問

セラミック矯正に関するよくある質問

セラミック矯正は、歯の見た目を短時間で改善したい方にとって魅力的な治療方法です。セラミック矯正を受ける前に、よくある疑問や悩みを解決しておきましょう。

セラミック矯正は八重歯や出っ歯で歯並びが悪くてもできる?

歯並びが悪くてもセラミック矯正はできます。

セラミック矯正は、歯を削ってセラミックの被せ物を装着し、歯の形や位置を調整する治療方法です。八重歯や出っ歯など、さまざまな歯並びの悩みを改善できます。

口ゴボや受け口でもセラミック矯正できる?

セラミック矯正は、口ゴボや受け口でもできます。

また、セラミック矯正で口ゴボや受け口が改善する場合もあります。セラミック矯正で改善するケースは、骨格的な問題がなく、前歯が前方に傾いている方や歯のサイズが大きいという理由の方です。セラミック矯正で改善できない方は、あごが長い・大きすぎるなどの骨格的な原因の方といえます。

セラミック矯正は、歯の位置や大きさを整える治療のため、骨格的な問題を抱えている方は外科手術を検討してみてください。

参考:開咬|公益社団法人日本矯正歯科学会

前歯4本セラミック矯正で出っ歯は治る?

出っ歯の原因は、骨格や歯の大きさによる先天的なものと、指しゃぶりや舌癖による後天的なものに分けられます。先天的な原因の出っ歯はセラミック矯正での改善は難しく、後天的な原因による出っ歯はセラミック矯正で改善できる可能性があります。

いずれにしても、歯科医師による診察や診断が必要なため、出っ歯の方は診察を受けてください。

歯並び一本だけ治したい引っ込んでる歯もセラミック矯正できる?

1本だけ引っ込んでいる歯もセラミック矯正で、前に出して歯並びを整えられます。

50代でもセラミック矯正できる?

50代でも問題なくセラミック矯正はできます。健康な歯であれば、年齢に関わらずセラミック矯正が受けられます。

セラミック矯正をすると顔が変わる?

セラミック矯正によって、出っ歯や受け口が改善すると口ゴボが解消され、顔の印象が変わる場合があります。

ただし、セラミック矯正は美容整形ではないため、必ず顔がよい方向に変わるというわけではないので注意が必要です。

セラミック矯正はよく検討してから治療を開始しよう

セラミック矯正はよく検討してから治療を開始しよう

セラミック矯正は、治療期間が短く見た目が自然で美しいのがメリットです。一方で、健康な歯を削る必要があるため、治療を行う前にメリットとデメリットをよく確認してから検討するようにしてください。

監修者情報

監修者情報

院長
原俊太朗(ハラシュンタロウ)

【経歴】
H24年 駿台甲府高校 卒業
H24年 松本歯科大学 歯学部 入学
H31年 松本歯科大学 歯学部 卒業
H31年 歯科医師免許証 取得
R2年 臨床研修修了 登録
R2年 エスカ歯科・矯正歯科 常勤医師
R4年 名古屋ウィズ歯科・矯正歯科院長 就任
【所属団体】
日本矯正歯科学会
日本審美歯科学会
日本口腔インプラント学会
口腔インプラント学会
ノーベルバイオケア社インプラントコース修了
club GP会員
international team for implantology会員

駿台甲府高校高校卒業後、松本歯科大学歯学部入学、卒業後に医療法人スワン会に入局。臨床研修取得後2020年医療法人清翔会に入社、エスカ歯科・矯正歯科、名駅アール歯科・矯正歯科、名古屋ウィズ歯科・矯正歯科、名古屋みなと歯科・矯正歯科などのさまざまな歯科医院で保険診療からインプラント、審美歯科、矯正歯科、すべての治療を学ぶ。
圧倒的な実績を積み、2022年1月名古屋ウィズ歯科・矯正歯科院長に就任。
患者さまの困っている声に耳を傾け、患者さまの人生に寄り添って、納得のいくまで治療の説明を行っています。

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