普段飲んでいる清涼飲料飲み過ぎると・・・

普段飲んでいる清涼飲料飲み過ぎると・・・

皆さんこんにちは。

名古屋ウィズ歯科・矯正歯科の金森です。

最近はお水やお茶を持ち歩く方も多くいらっしゃいますが、つい炭酸飲料などの甘い飲み物に手が伸びてしまうこともあるかと思います。

しかしこういった飲み物に糖分が思いのほか多く含まれているのはご存知でしょうか?

飲み過ぎてしまうと糖分過多のリスクがあります。

本日は糖分過多の悪影響や対策方法についてお話します。

【目次】

・市販の清涼飲料水に含まれる糖分は多い

糖分の摂りすぎによる悪影響

・甘い飲み物ではなく水を飲もう

市販の清涼飲料水に含まれる糖分は多い

市販の清涼飲料水やスポーツドリンクには、多くの糖分が含まれています。いつも飲んでいる清涼飲料水の糖分を確認して、日常の糖分摂取量を見なおしてみましょう。

飲料水(500ml)

含まれる糖分の量

ポカリスエット

糖質 31g

アクエリアス

糖質 23.5g

ファンタグレープ

糖質 50g

コカ・コーラ

糖質 56.5g

三ツ矢サイダー

糖質 55g

午後の紅茶 ストレートティー

糖質 20g

 

スポーツドリンクであれば500mlで3gスティック・シュガー10本分程度、炭酸ジュースになると、500mlでスティック・シュガー20本分もの糖分が含まれているものもあります。

◇ 1日の糖分(砂糖)摂取量の目安

1日の糖分(砂糖)の摂取量の目安は、自分の体重をg換算した数字の、0.05%です。例えば、体重60kgの人であれば、以下の計算をおこないます。

60,000g×0.05÷100=30g

こちらが適切な砂糖摂取量の上限になります。

こう考えると、体重60kgの人がコカ・コーラを500ml飲んでしまうと、あっという間に1日の上限摂取量をオーバーしてしまいます。日常的に飲んでいる清涼飲料水には、それだけの量の砂糖が含まれているのです。

糖分の摂りすぎによる悪影響

◇ 虫歯・歯周病

虫歯はミュータンス菌という細菌により進行します。この菌が糖質を分解する過程で歯垢ができ、歯垢の中でミュータンス菌がさらに増殖し、酸を生成します。酸はエナメル質を溶かし、それが進むと虫歯になってしまいます。

また、歯周病の原因のひとつも、ミュータンス菌が生み出す歯垢が原因と言われています(他には喫煙習慣やストレスも歯周病の原因になり得る)。

歯垢は糖分の多い食べ物・飲み物を摂取することで蓄積されやすいため、清涼飲料水を飲みすぎると虫歯や歯周病のリスクが高まります。

◇ 肥満

糖分の取りすぎが肥満につながることは、よく知られています。

摂取した糖分(糖質)はブドウ糖になり、エネルギー源として全身で使われます。余ったブドウ糖はグリコーゲンとして肝臓に貯蔵されますが、肝臓のグリコーゲン貯蔵能力には限界があります。肝臓に取り込まれなかったブドウ糖は中性脂肪に変化し、体内に蓄積されてしまいます。

これが、糖分の過剰摂取が肥満につながる理由です。

◇ 集中力の欠如

糖分のとりすぎは、集中力の欠如を引き起こすこともあります。その仕組みを解説します。

まず、糖質を摂取すると血糖値が上昇します。

特に空腹時に糖質を一気に摂取すると、血糖値は急激に上昇します。そうなると、上昇した血糖値を下げるためにインスリンが大量に分泌され、今度は血糖値が急低下して、低血糖状態になることがあります。

低血糖状態になると、集中力が欠如したり気分が落ち込んだり、落ちつかずイライラしたり、といったさまざまな症状が出ます

甘い飲み物ではなく水を飲もう

清涼飲料水やスポーツドリンクなどの甘い飲み物には砂糖が大量に含まれているため、虫歯や歯周病、肥満につながりやすいです。日常的に飲んでいると、後々に大きな健康リスクが発生するかもしれません。

甘い飲み物を飲みすぎている場合は、この機会に、水を飲む習慣をつけてみてはいかがでしょうか? 水には、たくさんの健康効果があります。

具体的には、ストレスや不眠の解消、疲労回復、むくみ解消、便秘解消、ダイエット効果、美肌効果など、心身ともに良い影響が期待できます。

 

 

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