なぜ親知らずは生えるの?

こんにちは。

名古屋ウィズ歯科・矯正歯科の衛生士黒岩です。

本日は「なぜ親知らずが生えるか」をお話しさせていただきます。

 

目次

1.親知らずの由来

2.昔と現在

3.親知らず生えない人もいる?

4.親知らずを抜く判断基準

 

親知らずは大人の奥歯の一番後ろに生える8番目の大臼歯で、

「第三大臼歯」や「智歯」と呼ばれます。

 

1.親知らずの由来

親知らずは10代~20代前半で生えてきます。

親知らずという名前の由来は、昔の日本人の寿命が短いために親知らずが生えてくる20歳前後ではすでにその人の親は亡くなっていることが多かったから、という説があります。

 

他にも多くの場合親元を離れてから生え始めるため親が歯の生え始めを知ることがないからや親知らずは乳歯から生え変わることがないため乳歯を永久歯の親に見立てて対応する乳歯がないことから親知らずと呼ぶなどといった説があります。

 

 

英語では「wisdom tooth(知恵の歯)」と言います。

これは、「大人になって物事の分別がつくようになった頃に生える歯」という意味があるそうです。

 

 

親知らずは上下左右に合計4本生えてくるのが通常ですが先天的に生えてこない人も少なくありません。

 

2.昔と現在

親知らずは虫歯になりやすく、歯並びを悪くする原因になるなどの困った要素をもたらすことが現代では多く見受けられます。

 

その答えは、昔の人と現代に生きる私たちの生活習慣の違いにあるように私は思います。

大昔、人々の食事は木の実や動物の生肉、穀物など硬いものが中心でした。

そのため、昔の人たちは食べる時にしっかりと噛む必要があり、顎の骨がよく発達していました。

つまり、親知らずが生えてくるスペースが十分にありました。

 

実は、1960年以前は親知らずが正しくきれいに生えている人が過半数を占めているという事実がありますが、近代になるにつれて、きれいに親知らずが生えている人の割合は約3割で、残りの7割の人は斜めに生えていたり、埋まっていたりするのです。

 

人類が進化する過程において、旧人の親知らずはまっすぐきれいに生えていたとされていますが、それ以降、新人の時代に入り親知らずはまっすぐ生えてくることが少なくなりました。

 

 

身体の中でもっとも安定した組織といわれている歯は、骨などと比べると進化しづらいという特徴があるため、顎の骨は進化し小さくなっているのに対して、歯の大きさは変わっていないことから、親知らずがきれいに生えてこないのです。

 

3.親知らずが生えない人もいる?

親知らずは、誰にでもあるわけではなく、以下の理由によって生えてこないという方もいます。

 

・口の中に親知らずが生えるスペースがない

・遺伝によって生えてこない

 

生えるスペースがなく親知らずが生えてこないという場合は、実は歯茎の中に埋まっていて見えていないだけというケースがあります。

この状態で無理に生えてこようとすると、斜めや頭だけが出ているという状態になってしまいます。

 

また、通常、歯胚と呼ばれる歯の卵のようなものが成長して歯になっていきますが、生まれつき親知らずの歯胚がないという方もいます。

その場合は遺伝によって親知らずが生えてこない体質だということになります。

 

 

4.親知らずを抜く判断基準とは?

・周囲の歯茎が炎症を繰り返している

・親知らずが虫歯になってしまった

・親知らずが原因で周囲の歯が虫歯になってしまった

・歯並びに悪影響を与えている

 

そんな症状がある方はお早めに歯科医院でご相談くださいませ。

当医院では口腔外科も行っておりますご気軽に親知らずでのご相談もお待ちしております。

 

 

 

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