米1ドル紙幣の秘密?!
こんにちは。
名古屋ウィズ歯科・矯正歯科、歯科衛生士の黒岩です。
本日はジョージ・ワシントンの入れ歯についてお話しします。
2.入れ歯が原因!?
3.日本の技術
アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンを知っていますか?
米1ドル紙幣に描かれている米国初代大統領ジョージ・ワシントンの肖像は有名です。
しかし、じっくりこの肖像画を見ると、口元が少し不自然だなと思いませんか?
ジョージ・ワシントンは、若い時から歯が悪く28歳で最初の入れ歯を入れていました。
彼の入れ歯は、予備を含めて6個残っています。
1789年(57歳)には、左下の奥歯一本になりました。
1796年(64歳)には、最後の一本を抜いています。
画家のギルバート・スチュワートは、ワシントンの67歳時の肖像画を描きました。
実はこの肖像が描かれたとき、ワシントンには歯が一本も残っていなかったのです。
彼はこの時、総入れ歯を入れていましたが、入れ歯の調子は良くなく、含み綿をして、頬の膨らみが出るように工夫したそうです。
ワシントンの入れ歯は、スミソニアン博物館に展示されています。
しかし、1981年に盗難に遭い溶かされたため、現在展示中の入れ歯はレプリカだそうです。
【米1ドル紙幣の秘密】
当時の入れ歯は1.3kgもあったとのことでした。
何度か入れ歯を作り直していますが、カバの牙で使った歯が金のネジで取り付けらえていたり、カバの骨なども使用されていました。
そして、なんといってもビックリするのが上の入れ歯と下の入れ歯がスプリングで結ばれていたそうです!
そして、この入れ歯はお口の中に入れたままうっかり気を抜くとお口から飛び出してしまうそうです。
なので、しっかりとお口に力を入れて閉じておかないといけないため、米ドル紙幣のジョージ・ワシントンの口元に力が入りすぎて少し不自然なものになっています。
きちんと口の中に収めておくためには、口をしっかりと閉じておく必要がありました。
1ドル紙幣にもなった肖像画に描かれる、口を固く引き結んだワシントンの表情にはこうした秘密があったというわけですね。
【入れ歯が原因で死去?!】
ワシントンもかなり苦労したようで、痛みで公務に出られず、家にこもることもしばしばあったようです。
大衆からの支持はあつく「3期目の大統領も!」と言う声がありましたがそれを拒否したのも口のトラブルが原因だったのかもしれません。
また、ジョージ・ワシントンは化膿性扁桃腺炎という咽頭感染症にかかりこれが急性の咽頭炎と肺炎に変わり容態が急変したワシントンは自宅で67歳で死去したとされています。
もしかすると歯周病か入れ歯に菌が沢山いて咽頭や肺に感染していたのかもしれません。
【日本の入れ歯】
これに比べると我が国の木彫入れ歯は、
16世紀初頭にはすでに現在と同じような形で吸着し、機能することができたという素晴らしいものでした。
我が国の入れ歯を知っていればワシントンもあのような渋面を世界中にさらさずに済んだはずでしょう。
時代とともに日々進化している入れ歯ですが遠い昔から存在していることには私も驚きました。
ブログを通して感じることはお口の中のトラブルは早めに対処することです。
歯を失い苦労をする時代ではありませんが皆さんも日頃からお口の中のケアをしっかり行うことが大切です。
お口の中でお困り事がございましたらご気軽にご相談下さいませ。
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