国民皆歯科健診とは

こんにちは。

名古屋ウィズ歯科・矯正歯科の衛生士黒岩です。

 

最近テレビでよく耳にする「国民皆歯科健診」とは何でしょうか?

 

現在の日本で行われている歯科健診は、1歳半、3歳半、そして高校までの学校に通う子どもを対象に歯科健診が義務化されていました。

 

2021年6月、自民党内に議員グループ「国民皆歯科健診実現議連」が発足。

この議連の働きかけで、2021年10月の衆院選では「生涯を通じた歯科健診の充実(国民皆歯科健診)を進めます」と自民党の公約に初めて記されました。

 

国民皆歯科健診

高校まで義務付けている歯科健診を、年一回は全国民が受診することで疾病の予防と国民の健康寿命の延伸につなげ、結果として国民医療費を適正化し、国民皆保険制度の維持を図ろうとするものです。

 

「国民皆歯科健診」の実施について、日本歯科医師会の堀会長が今後3年から5年をめどに取り組みを進めていく考えを発表しています。

 

長寿命化が進んでいる現在、医療費の増大が社会問題として取り上げられる中、いかにして健康寿命を延ばすかという課題が社会全体に大きくのしかかってきています。

 

つまり、お口の健康を維持すると全身の健康の維持に繋がり、その結果として医療費も抑制されるというプラスの相乗効果が望めるということになります。

 

歯をより多く残すには歯周病などの早期発見早期治療が非常に大切になります。

 

80歳になった時に、残っている歯の本数を調べたデータがあるのですが、定期検診に通っている方は平均15.7本と言われています。

 

しかし、定期検診に通わず、歯が痛くなったときだけ通院される方の平均は、なんと6.8本なのです。

 

日本は欧米と比べて定期的メンテナンスを受ける習慣が圧倒的に低いことが挙げられます。これは日本の歯科事情と関係があります。

歯科では保険制度が充実しており、歯1本あたり数千円で虫歯治療が受けられます。

一方アメリカやイギリスでは10万円前後と高額な治療費がかかってしまうため、できるだけ虫歯にならないよう、定期的メンテナンスで歯科を受診することが習慣付いているようです。

 

その他、日本が欧米の先進国と比較して虫歯が多い理由として以下の3つが挙げられます。

・歯を強化するフッ素の利用が少ない

・学校や保健所での虫歯予防指導が系統的に行われていない

・間食に用いられている食品に虫歯にならない代用糖(キシリトールなど)の使用が少ない

 

 

定期的な歯のメンテナンスはとても大切な役割を持っています。

歯だけではなく全身疾患にも関わるとても重要なものです。

痛くなったら歯医者に行くのではなく、

2ヶ月~3ヶ月に一度歯科医院を受診し、歯科医師や歯科衛生士から専門的ケアを行ってもらいましょう。

 

 

名古屋ウィズ歯科・矯正歯科

 

名古屋駅1番出口から徒歩3分。

2021年2月に開業し、2022年2月の時点で500症例近い矯正治療をさせていただいております。

 

名古屋ウィズ歯科では、患者様1人1人にあったオーダーメイドの矯正治療を行っており、表側ワイヤー矯正から、目立ちにくい裏側矯正、マウスピース矯正(インビザライン)、15000円から始められるマウスピースタイプの部分矯正(クリアライン)など幅広い治療方法をそろえております。

 

他にも、一般治療の虫歯治療、定期検診にはじまり、インプラント治療、審美治療(セラミック治療)にも対応し、どのような悩みを持った患者様の要望にもお応えできるようにしております。

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