TCHについて

皆さんこんにちは!ウィズ歯科・矯正歯科、歯科医師の安藤です。

少しずつですが、暖かくなってきましたね!
季節の変わり目なので、皆さん体調には気をつけてください下さい!

 
さて、今回のブログでは顎関節症の原因のひとつであるTCHについてお話ししたいと思います。


TCHとは、”Tooth Contacting Habit”の略で、日本語訳をすると“歯列接触癖”と言います。
 
患者様から「顎が痛い」「口を開けると音ががくがく言う」などの言葉を耳にすることがあります。
顎関節へ負担が増えて、影響が及んでいます。
 
みなさんは今、上と下の歯は触れ合っていませんか?
もし触れ合っている方はTCHです!
 
実は、上と下の歯の間には安静空隙と言って1~3mm程の隙間があるのが正常です。

上下の歯が触れ合っているのは主に、会話をするとき、ご飯を食べる時、飲み込む時に瞬間的に触れ合います。
なので1日を通して上下の歯が接触している時間は平均でなんと20分ほどと言われているます。
 
では、どんな時にTCHが起こるのか・・・
 
いろいろな時に起きていますが、代表例をいくつか挙げると、
・仕事中
・テレビを見たり、読書をしたり、携帯を触ってリラックスしている時
・重い荷物を運んでいる時

などなど、たわいもない時に起こってしまいっています。
 
これらの無意識下でしてしまうTCHは歯にどのような影響が出るのか・・・

 

① 歯周病の悪化⇒歯が接触し力が加わることで歯に負担がかかります
負担が持続することで骨の吸収が進んでしまいます
 
② 歯が欠けてしまう⇒力のかかり過ぎが原因となってしまいます
 
③ 粘膜が傷つく⇒気づかないうちに舌やほっぺを噛んでしまう事が原因です
 

他にもたくさんの原因がありますがこんなにもお口の中に影響が出てきてしまうのです。
 
これらの影響が関係すると、お口の中には粘膜に白い線のような跡が付いたり、舌に歯型がつく、歯が削れてすり減ってしまう、などの特徴があります。
 
では、どうしたらTCHにならないように予防できるのでしょうか?
ほんの一例ですがご紹介したいと思います

① TCHを意識する訓練


→「歯を離す」「力を抜く」など書いた紙を冷蔵庫や、わかるところにいろいろなところに貼っておき、自分自身で食いしばってないか確認する。

②動機付け


→親指と人差し指で咬筋、側頭筋を触診しながら口を開いたり閉じたりすることにより、歯が接触すると筋肉が一緒に接触する感覚を実感します。
自分自身の状態を把握できるようにしましょう。

1番大切なのは①番の訓練が大切になってきます!


 
このようにもしかしたらTCHかも…と思った方は是非やってみて下さい!
 
いかがでしたか?
 
私自身も何かに集中している時食いしばっている自覚があるので意識して生活しようと思いました。
 
当院では歯を守るためのマウスピースの作成も行っています。
 
もしご希望でしたらお気軽にスタッフにお声がけ下さい!
 
このブログを読んで少しでも気をつけようと思って頂けたら幸いです!
最後まで読んで頂きありがとうございました!!

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