2022年 妊娠中の歯科治療、矯正治療について

 

 

妊娠中の歯科治療、矯正治療について(マタニティ歯科)

こんにちは。名古屋ウィズ歯科・矯正歯科です!

 

 

皆さんマタニティ歯科という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

マタニティ歯科とは妊婦さんを対象に妊娠中のお母さんとお腹にいるマイナス一歳の赤ちゃんのお子様を対象とした歯科です。

妊娠中にもし歯が痛くなったら「どうしよう?」と思ったことありませんか?

実は妊娠中というのは歯茎や歯に症状が出やすい状態なのです。つわりで歯磨きができずにむし歯のリスクが上昇したり、ホルモンの影響で歯茎が腫れたりします。妊娠中の歯科の麻酔やレントゲン検査の影響はどれくらいあるのか、そもそも歯の治療は受けてもいいものなのか、順を追って説明していきます!!

 

 

目次

1.妊娠中でも歯科の検診や治療はできるの?

2.妊娠予定、妊娠中は矯正治療できるの?

3.治療時に麻酔は使っても大丈夫?

4.痛み止めや抗生物質のお薬は飲んでも大丈夫?

5.レントゲンは撮影してもいいの?

6.妊娠中の各時期における推奨されている処置と注意点

 

 

妊娠中でも歯科の検診や治療はできる?

 

妊娠中だからといって検診や治療ができないわけではありません。ただ妊娠の時期によっては安全に治療ができる時期まで応急処置にとどめておいた方が良いこともあります。今、妊娠何週目なのか、妊婦健診の際に、産婦人科の先生にもし何か注意を受けた場合は、どのような注意をうけたのか必ず治療の前に歯医者さんに伝えてください😯

 

 

 

妊娠予定・妊娠中は矯正治療できるの?

 

 

妊娠予定・妊娠中は、矯正治療は全く問題ありません。

しかし妊娠中は歯茎が腫れやすく、さらにワイヤー矯正器具をつけていると歯磨きもしにくくなるので、より一層歯磨き等セルフケアが大事になってきます!

関連記事;矯正治療中の歯磨きグッズ

マウスピース矯正はつわりの時は装着が困難という方もいらっしゃいます。その方には、一旦安定期まで矯正中断し、また再開することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

 

関連記事:マウスピース矯正の不安点

 

 

 

治療時に麻酔は使っても大丈夫?

 

 

多くの歯科治療時に使用されている麻酔薬は赤ちゃんへの危険性はほとんどないことが報告されているリドカイン製剤です。また授乳期に使用された場合は少量が母乳へ移行されますが乳児への影響は少なく問題はないとされています。名古屋ウィズ歯科・矯正歯科では、お母さんやお腹の赤ちゃんのためにも表面麻酔を用いて、痛みのない治療を心掛けております。

 

関連記事;歯科麻酔痛くない方法!!

 

 

痛み止めや抗生物質のお薬は飲んでも大丈夫?

 

 

基本問題はありません。

しかし、なるべく副作用等の少ない作用の優しい薬を使うようにした方がいいです。

例えば、痛み止めは比較的安全に使用できるカロナールを処方したりします。ですので、必要だと思われる時に安全性の高いとされている薬を必要最小限で服用致します。

 

 

 

レントゲンは撮影してもいいの?

 

 

歯科のレントゲンを撮影する部位は頭部へ向いています。お腹の赤ちゃんに向けての撮影はありませんし、基本的には防護エプロンにより腹部への影響はないとされています。ただもちろん不要な被爆はさけるべきですが、むし歯の状態の確認をすることで正確な診断や治療ができるメリットがあります。これらを踏まえた上でかかりつけ医の先生とよく相談してください。

 

 

 

妊娠中の各時期における推奨されている処置と注意点

 

 

最後に妊娠のそれぞれの時期において気を付けることなどについてお話していきましょう。

妊娠初期(妊娠開始~15週):痛みや炎症を和らげる応急処置の時期

赤ちゃんの重要な器官がつくられるのと同時にお母さんの胎盤の成熟期であり、とても大切な時期です。歯の痛みで生活に支障が出ないようにひとまず応急処置をして経過を追うようにするのが良いです。またつわりがひどい方は歯磨きが難しくなることも多いです。

関連記事;妊娠期、新生児の歯磨きについて

 

妊娠中期(妊娠16~27週):一般的な歯科治療や抜歯など外科処置も可能な時期

胎盤が完成する時期で赤ちゃんも母体も安定している時期です。むし歯や親知らず等はこの時期に処置をしましょう。ただし出産後でも構わないものなら応急処置や経過観察していくことも十分にありえます。この頃になるとつわりのピークも過ぎて矯正治療、歯磨き等も問題なく行える時期になります。

安定期には一度歯科の検診に行き、歯茎の状態、虫歯の有無を診てもらうといいでしょう。

 

妊娠後期(妊娠28~39週):相談の上で処置は可能だが応急処置になることが多い時期

治療により同じ体勢でいると腹部が圧迫され苦しくなるので、体の位置を変えたり、診療チェアの角度を調節する必要があります。基本的には応急処置にとどめて、出産後に改めて治療計画を作成することが多いと思います。出産後は赤ちゃんのことで手一杯で、セルフケアがおろそかになりがちですので、この時期もしっかりとお口の健康を保てるように予防を意識して過ごしてください。

関連記事;赤ちゃんの歯ブラシ

 

 

 

名古屋ウィズ歯科・矯正歯科


名古屋駅1番出口から徒歩3分。
2021年2月に開業し、2022年2月の時点で500症例近い矯正治療をさせていただいております。

名古屋ウィズ歯科では、患者様1人1人にあったオーダーメイドの矯正治療を行っており、表側ワイヤー矯正から、目立ちにくい裏側矯正、マウスピース矯正(インビザライン)、15000円から始められるマウスピースタイプの部分矯正(クリアライン)など幅広い治療方法をそろえております。

他にも、一般治療の虫歯治療、定期検診にはじまり、インプラント治療、審美治療(セラミック治療)にも対応し、どのような悩みを持った患者様の要望にもお応えできるようにしております。

 

 

 

 

一覧に戻る

歯科タウン