マスクによる口腔内の環境について

こんにちは。

名古屋ウィズ歯科・矯正歯科でございます。

 

本日はマスクによるお口の中の環境についてお話しいたします。

 

新型コロナウイルスの感染予防のため、日常生活でマスクをつけて過ごす時間が多くなりました。

マスクをすることにより呼吸がしにくく、無意識のうちに口呼吸になってしまいます。

口呼吸になると口腔内が乾燥(ドライマウス)します。

乾燥すると唾液の量が減ってしまい唾液の役割である口腔内の汚れや細菌を流す「自浄作用」が落ちてしまいます。

「自浄作用」が落ちるとむし歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすい環境になったり口臭がきつくなったりします。

また唾液には「再石灰化作用」があります。

「再石灰化作用」とは酸性により溶かされた歯をカルシウムやリンが修復しむし歯になりにくくする作用のことです。

その他にも外から浸入してくる細菌などを防ぐ「免疫力」が失われてしまいます。

唾液に含まれるリゾチームは様々な細菌から身体を守っており、ムチンは細菌を凝集させ塊として口腔内から排出する働きを持っています。

これら以外にも様々な成分が唾液には含まれおり、身体が守られています。

 

口腔内の乾燥を防ぐために唾液が良く出るよう適度な硬さの食べ物をよく噛んで食べること、ガムや飴を舐めることにより唾液の分泌量を増やすことが出来ます。

また唾液腺を刺激するマッサージもオススメです。

 

口腔内の環境を良い状態でキープできるよう日々の生活を少しだけ意識してみましょう!

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