大人の虫歯について

皆さんこんにちは!名古屋ウィズ歯科・矯正歯科でございます。

本日は大人の虫歯について詳しくお話させて頂きます。

 

 

 

【大人虫歯とは?】

 

大人になるとできやすくなる虫がございます。それが「二次う蝕」と「根面う蝕」と言います。

「根面う蝕」は加齢などの影響で歯ぐきが下がり、歯の根の部分が露出したところにできる虫歯の事です。

特に歯の根本は酸に対する抵抗力が弱いため、非常に虫歯になりやすい部分です。また進行も早いため、歯を失うリスクが高い虫歯です。

「二次う蝕」は虫歯治療を行った後に同じ場所に再度虫歯になってしまった事をいいます。

 

 

【歯の根元が虫歯になりやすいわけとは?】

 

歯の構造は、硬いエナメル質と、その下のやわらかい象牙質の大きく二つの層にわけられます。歯ぐきが健康な状態にあって露出している部分はエナメル質に覆われています。

エナメル質はカルシウム等の無機質が96%をしめていてとても硬い材質です。一方象牙質は、有機質(主にコラーゲン繊維)がやく3割をしめており、硬さはエナメル質に比べて4分の1未満と言われています。

また、歯ぐきが下がり、根元が露出してくると、弱い象牙質がむき出しになり、無防備な状態になってしまいます。

本来歯ぐきが埋まっている部分にはエナメル質にはなく、歯ぐきが下がって根元が露出してくると、象牙質がむき出しになります。

 

【歯の根元の大人虫歯は30代から発症、リスクは40代で急増】

 

根面う蝕の有病率は、いくつかの研究で報告されています。東京歯科大学・杉原直樹教授らによる2016年の報告では根面う蝕は30代で発症が見られ、その有病者率は40代で約20~30%、50代でほとんど30%、60代では45~50%でした。(歯肉退縮があるものでの割合)根面う蝕のリスクは40代で急激に高まり、それ以降は、加齢にともなってリスクがより高くなる事が分かっております。

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