馬の歯について

こんにちは。

名古屋ウィズ歯科・矯正歯科の黒岩です。

先日職場の仲間と遊びに牧場に行ってきました♪

柵に歯を付けて痒そうにしていた馬をみて動物の歯について興味を持ったため、

本日は馬の歯についてお話しさせていただきたいと思います。

 

馬の歯は全部で36本あります。

前歯上下6本ずつ、奥歯にも上下6本ずつに左右上下6本ずつあり合計36本です。

 

馬は人間と違って前歯から臼歯の間に全く歯が生えていないスペースがあります。

馬の歯並びの中で歯のない部分を「歯槽間縁」といいます。

ここにハミ(馬の口に噛ませる棒状の金具)を装着し馬のコントロールを行っているそうです。

 

馬の虫歯は様々なタイプのものが存在するそうです。

原因も糖分が多い餌の摂取によるむし歯や表面のセメント質が溶けすき間に草などが詰まって細菌が繁殖してしまうこともあるそうです。

顔が腫れるケースや、中には歯を作る過程がうまくいかず、空洞が現れることも。

人間の歯よりも馬の歯は複雑なこともあり人間の虫歯と一緒と考えるのは難しいようです。

 

実際に虫歯になってしまった馬は削る、詰め物をする、までは人間と同じです。

しかし、馬の口は人間のこぶし1つ分くらいしか開かないので歯を診るには馬の歯専用の内視鏡を使用します。

この内視鏡は歯を見られるように先端に90度の角度がついていて、その他の道具も同様に角度がついているそうです。

 

普段のケアには人間と同様唾液の役割が大きいです。

馬の唾液は自浄作用があり、これで清潔に保てるそうです。

虫歯のまま放置していると餌が食べれなくなり、むし歯ではない歯しか使わなくなるので、バランスが悪くなりレースで走る時に不利になるそうです。

歯の摩耗も左右均等でないと虫歯や歯肉炎、歯周病に結び付きます。

馬はさまざまな身体の影響によって、歯の調子が悪くなってしまう繊細な動物ですね。

 

人間と同じで馬にも馬の歯医者さんがいるほど歯はとても大切な事が分かります。

より自分の歯を大切にしていきたいと思いました。

 

当医院では3か月に一度の定期検診をお勧めしております。

是非機会がございましたらお越し下さいませ。

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